あと1ヶ月半で今年も終わり。
ただ俺の今年は半年前に終わっている。
うん。「松本かえるまつり」。
あそこが俺にとっての大晦日だし正月。
だから、これから迎える1ヶ月半後にやってくるのは、ただバタバタして雑煮食う日、な訳である。
今日は俺がそこまで言う「松本かえるまつり」の話をしたい。

第一章     2年前

俺達が「松本かえるまつり」に呼ばれたのは、今年と昨年。でも実は俺は、その前の年にも一平くんと2匹で長野県にお邪魔していた。
一平くんは、その足でかえるまつりへ、俺は愛媛に戻るという仕組みだった。
俺はまだ見ぬ「松本かえるまつり」にそれほど興味もなく、一平くんの話から聞くだけで「かえるに優しいまつり」そんな軽い印象だった。
いつか行けるといいな。行ってみたいな。という様な、まぁそれ以上も以下も言い様のない感じ。

第二章     松本かえるまつり

俺達、ニッキ、グレイス、ドボンは一平くんの連れということで初めて「松本かえるまつり」に呼ばれる。俺達は一平くんの提案により、メンバー皆で歌詞を持ち寄り「松本音頭」を完成させ、いよいよ松本へと向かう。
北上する車内ではグレイスとドボンが海外のバンドの話を熱心にしていたのが、非常に睡眠の邪魔だったのを覚えているのと、松本に向かう最中にグレイスと
「バンドしてて、初めて誰かが待ってくれてるっていう感覚だね。」
と、2匹でしみじみと話したのを覚えている。

そして、俺はほとんどハンドルを握らないまま松本に到着。
初めての松本、着いた早々に〇坊主さん(以下〇ちゃん)と遭遇、片手にブロワーを持ち、自転車に乗る一平くんを追い掛けてるという。
そして、俺達は誘導された駐車場に行く途中で自転車に乗った一平くんを発見。

恥ずかしい話なんだが、俺達は
「あ!一平くん!!」
と、彼を指指し  まるでディズニーランドでミッキーマウスを見つけた子供みたいにドキドキした。
あれね、不思議な感覚で外で一平くんを見ると、一平くんなんですよね。
いつもは一緒に居て、俺達はその後ろで演奏してるのに、外で見る一平くんは皆が見てる様に
「あ!!一平くんだー!!」
て、手とか振っちゃいそうになるです(^-^)
振らないですけどね。。

そして、俺達は車を停め、いよいよナワテ通りへと向かう。
こんな大勢の人型の中に入って行くのは、この日が初めてだった。

第三章     初めての人型達

俺達は先導してくれる〇ちゃんの後をヨチヨチと着いて行く。途中〇ちゃんが
「みんなが手を振ってるよ?」
と、声を掛けてくれるが、残念ながら俺はほとんど見えておらず、沢山の人型を無視する様な形に…。申し訳ない。。

それから俺達は自分達の控え室に入り、改めて準備した後、その晩のLIVEのフライヤーを配布する為に、またナワテ通りへと向かう。
LIVE以外での人型との接触に俺はどうしていいかも分からず、フライヤーもロクに配れないまま、四柱神社の前で座り込む。
その時「ニッキくん?」と、声を掛けてくれた人型が居た。タマゴに絵を描くアイツだった。
俺はフライヤーをペシャンと地面に叩きつけて、初めて会えた事をとても嬉しく思い固い握手をした。
それに続き、尖ったコムゾーやチビと錦、沢山の初めましての挨拶をした。

ほんとにほんとに嬉しかった。
やっと会えた。もうその気持ちでいっぱいだった。

第四章   松本ALEX

俺達は夜のLIVEに向けてのリハーサルの為、ナワテ通りを早々に後にする。

LIVEはいつも通り滞りなく終えた。
いつも通り楽しかったし、愛媛でいつも来てくれるオタマ達にも見せてやりたい気持ちだった。

それは、遠くでLIVEをした時にいつも思う。
あの松山でしてる時と、なんの変わりもなく同じ様に同じ曲を演奏してる、良いとか悪いとかもなく、松山と全く同じ。
違うのは場所だけで、その他は松山をそのまま持って行ってる。表現が難しいから上手く言えないけど。
松山で皆で温めた物を発表してるみたいな、そんな感じだよ。


LIVEも終わり、俺達は打ち上げへ。
そこでも優しくしてもらい、まるで芸能人になったみたいな気分なんだよね。
表現が幼稚だけど…ほんとそう思う(照)

第五章   四柱神社神楽殿

そして、初めての「松本かえるまつり」でのLIVE。音響設備はLIVEハウスに比べると粗末なのかもしれないけど、そんなことはどうでも良かった。集まってくれてる人型の前でパフォーマンス出来れば、それだけで充分。
小さな子供から、お年寄りの方まで
「一平くんのバンド」を観ようと沢山の人型が集まってくれた。

ほんとに初めてこんな大勢の人型が自分達を観にきてくれてると思うと、感動した。
たったのこれくらいと笑われる数かも知れないけど、少なくともゴロゴロゴロンズのメンバーで、そんな風に感じた蛙は居ないと思う。
俺達はかえるまつり事務局の方。いつも手伝ってくれる〇ちゃんと、脚立ちゃん、集まってくれてるオタマ達の前で演奏出来ることが、ほんとに嬉しかった。

第六章   故郷

LIVEをする、楽しい、嬉しい。
そこに関しては、いつも何処でも同じ。
ただ「松本かえるまつり」は少し違う。
初めて行く俺を、たったの2度目だった俺を、まるで遠くから親戚が帰ってきたみたいに、優しく迎えてくれる。ほんとに故郷だ。
ナワテ通りを歩いてるだけで、幸せなんだよ。ほんとに大袈裟だけど、どこのどの街よりも好きだし大切だ。

松本の皆が優しくしてくれた様に
次は俺が松本の皆に優しく居たい。

ありがとう。松本。

愛シテルゼ  松本( ´-ω-)σセンキュベイベ

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