〜ゴロゴロゴロンズ誕生〜
先日の渋谷LIVEを無事に終えて、バンドの存続は決定したのだが、ここまでの軌跡…というか平たく言うと単なる思い出を話そうと思うのと、俺がブログを書く練習。

はじまり  はじまり〜。。

1.バンド結成まで  〜一平くん〜

vo.一平くん、gu.ニッキ、ba.グレイス、dr.ドボンという4匹で結成されたバンドだが、まずバンド結成までの流れを簡単に話しておく。

もう随分前の話だから覚えている範囲で話そうと思う。まず俺(ニッキ)は人との付き合いが下手なのか、ただの嫌われ者なのか、友達同士のバンドや、メン募のチラシのバンド等に参加するも、だいたい揉め事起こして脱退するというワガママっぷり。そんな様子を見ていた「ゲーム友達」の一平くん。

一平くん「バンドやってる?」

ニッキ「いや、また辞めた…」

一平くん「もう俺としよう」

こんな至ってシンプルな会話が最愛のバンドの種となった。
俺と一平くんは、たったの2匹でTHE BLUE HEARTSの「君のため」や「リンダリンダ」
↑THE HIGH-LOWS↓の「相談天国」「俺軍 暁の出撃」等をコピー
今は人間達には言えない様なバンド名で活動を始める。この時はベース、ドラムはメンバー定まらず、色んな人間と音を出しては嫌いになる、それを繰り返していた。

2.バンド結成まで  ​​〜 グレイス〜

幾人かのドラマーやベーシストと出会い、やはり長続きするメンバーと出会うことは​​なかった俺達2匹。そこでネットを使ってメン募するということになり、一平くんがネットに投稿。
そして待つこと数日、メンバー募集の罠に引っかかった者が1人。グレイスである。
俺達2匹は「ヘビ on the water」by一平と
「パンパカパーン」byニッキの2曲の珍曲をグレイスに送りつけ、後日面談。
現れたのはチャラチャラした態度のデカい奴だったが、まさかこんなに長く、奴と時間を共にするとは俺達は思っていなかった。

3.バンド結成まで   〜ドボン〜

そして、俺、一平くん、グレイスと、ドラマーはドボンではない別の人型とバンド活動。
何年くらいしただろうか…随分と長い間そのメンバーで活動。
そんな中、音楽関係の仕事をしていたドボンとは顔見知り。会えば少し話をする程度の関係であった。
そしてある夏の日、俺はドボンを誘い昆虫採集をする為、山奥に入って行く。その時

ドボン「今のドラムの人型、ずっと居るの?」

俺「居ますよ。どしたんですか?」

ドボン「居なくなったら、俺に叩かせて」

とりあえず、この時の感想は色々複雑だったが、1番に嬉しいがあったことはよく覚えている。

そうこうしている間に、神様のイタズラか、ドボンの呪いか、その当時のドラマーが転勤、そして俺達には転機が訪れる。
正式にドボンの加入が決まったのだ。

人型バンド「シネバカーズ」

俺達はドボンを加え、新たなバンドを始動させる。バンド名は「シネバカーズ」
ハッキリ言って人気者になるつもりも、売れるつもりもない。やりたいからやる的な感じのバンド。今でも覚えているのは、このバンドで音を出すとなった時、曲を持ってこいと言うことで、初めて持っていったのが「シネバカーズのテーマ」と「ミーとダンス」であった。


そしてゴロゴロゴロンズへ

俺達「シネバカーズ」は何度LIVEしただろうか?というより、あまりする気もなかったと言うべきか。
「バンドはしたい、でも何すればいいか分からない。」
練習してLIVE…   また練習してLIVE
当たり前の行動なのだが、これでは何かが足りなかった。。。

ある時、誰かを励ます為のイベントLIVEが主催されたが、その時に問題視されたのは

「シネバカーズ」

そのイカし過ぎたバンド名であった。
こんなバンド名…人を気分悪くしかさせない。
じゃ新しいバンド名を?
俺達は色々、案を出し合ったがピタリとくるものもなく、ただ時間だけが過ぎていった。

「誰かに付けてもらおう!」

切り出したのは一平くんだった。
しかし誰に?変な野郎に変な名前付けられるのだけは勘弁ならないと思っていた。

ラヂヲ先生にお願いしてみる。

一平くんの知り合いだった漫画家の和田ラヂヲ先生に、一平くんからお願いしてもらった。
一度俺達のLIVEを見てもらって、そしてそのイメージで名付けてもらう。
方法は至ってシンプル。
俺達は先生のセンスを信頼していたし、有名人に名付けてもらえるなんて、またとないチャンス、俺達は先生の返事を待っていた。
(最初、若干渋ったらしいのは内緒の「ナ」)

ゴロゴロゴロンズ誕生

先生からの返事を待つこと数十日
先生からのバンド名は
「ゴロゴロゴロンズ…」と発表された。

俺達は一同
「おぉ〜!さすが!!」
「可愛い!!」「洒落てるっ!!」等
誰1匹として、不満を漏らす者は居なかった。

そして次は何バンドをするかが、議題に上がった。

フロッキンロール(蛙音)

俺達はどんな音楽を、どんな風にするのか迷いはじめていた。
BLUE HEARTSパンクに「負」のエッセンスを加えて、人間嫌いを歌う。そんなバンドをしたかった。
そして、一平くんより

人間NOサンキュー!!

の歌詞が発表される。
俺達は人間の様にはなりたくない。
でも、人間に認めて欲しい。
まるで怒って泣きだした子供が
それでも親に抱っこを求める様な、究極の自分本位…俺達のスタイルはだいたい決まり、まだまだ全然決まってなかったが、やりながら考えようという、得意の見切り発車で、その名の通りゴロゴロと転がる様に何かが動き始めた。
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